2022年度前期に毎週木曜1限に「実定法学特殊講義(租税法)」を担当します。
シラバスはこちらです。
https://kym-syllabus.ofc.kobe-u.ac.jp/kobe_syllabus/2022/43/data/2022_1J257.html
シラバスにはアメリカ公法の研究をするように書きましたが、やや範囲を広げて、国際的な公法に関する査読誌である
International Journal of Constitutional Law
に掲載された比較的短い論文を数本、読んでみようと思います。
このような授業を展開する理由は、近年、日本の法学界でも国際的な査読誌に投稿することに関心が寄せられているところ、私は必ずしも国際的な査読誌を継続的に読んでいるわけではなく、どのような論文が国際的に査読誌にアクセプトされるのかわかっていないからです。
私自身は租税法を中心として研究してきており、憲法・行政法については十分な知見がありません。そのような私が講義するため、論文の内容について高度に専門的な読解を提供できるわけではありません。それでも、私と一緒に英語の論文をゆっくり読んでみたい、と思う方は履修して下さい。
上記の雑誌は、比較公法に関する権威ある雑誌で、この雑誌を母体とした国際学会には興津先生や木下先生がコミットしておられます。私もこの学会に参加したことがあります。
具体的に読んでみようと思う論文は、現時点では、以下の通りです。いずれも、神戸大学附属図書館のデータベースから本文をダウンロードすることができます。
Bosko Tripkovic, The Morality of Foreign Law
N. W. Barber, Why Entrench?
Robert Leckey, The Harms of Remedial Discretion
Sandra Fredman, Substantive Equality Revisited
履修をお考えの方は、第1回の授業(4月14日)に教室にお越し下さい。ただし、可能であれば、事前に、私のメールアドレス(Researchmapで公開しています)に履修を考えている旨ご連絡をいただけると助かります。よろしくお願いいたします。
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