2014年9月18日木曜日

租税法講義2014第14回レジュメ(9月19日)

○今学期は,教科書(『租税法概説』)第5節 所得分類 3 譲渡所得,から進めていく。
○租税政策論についても,恐らく所得税の後になるが,できるだけお話しするようにしたい。
○租税法に関係する映画を見る回(1-2回)を補講として(金曜1時限以外の時間帯を利用して)実施する可能性がある。 この場合,単に観るだけでなく,映画に関する解説を授業内で行う。
○国税庁の職員の方から税務官庁における仕事についてのお話をいただく機会を設ける可能性がある。金曜1時限の時間帯を利用するかどうかは,未定。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3 譲渡所得(承前)
(1)前回配布した「譲渡所得の全体像」をベースに,譲渡所得課税の枠組みについてもう一度説明を行う。「全体像」プリントは,前回の授業に関する投稿からリンクが貼ってあるのでもっていない人はダウンロードすること。
 (2)できるだけ譲渡所得課税のイメージを具体的につかんでもらうために,いくつかの裁判例を紹介する(いずれも事案がかなり難しいし,厳密に言うと裁判所の言っていることにやや問題がある場合もあるので注意)。租税判例百選20(東京高判平成11・6・21),45(最判昭和63・7・19),46(最判昭和50・5・27),48(最判平成17・2・1),50(東京地判平成4・3・10)。合わせて,教科書の内容で「全体像」に載っていない事柄についても説明する。
(追記)今日は20事件と45事件を扱いました。46事件以降は,次回取り上げます。

2014LS租税法2第1回9月17日

租税法2の授業でどのようなことを扱うか,お話しました。
授業中に言及した,「税大講本」は国税庁のホームページからダウンロードできます。次回は,ケースブックの益金のあたりの判例(南西通商,相互タクシー,清水惣)まで読んできて下さい。